ダグラスビジネススクールは、バッキンガム大学の他にOTHMとLondon Graduate Schoolという機関と提携し、当MBAプログラムを提供しています。日本では授業の履修登録から受講、論文作成、学位取得まで、全て一つの大学内で行うのが一般的ですが、海外の大学ではもっとフレキシブルな教育システムを採用しているところもあります。バッキンガム大学もその一つで、大学内だけではなく、学外の機関に学生の登録状況の確認作業や論文審査を外部委託することで、より多くの人材の育成を目指しています。

 まずバッキンガム大学は授業の運営管理に関してはOTHMという機関に委託しており、OTHMがダグラスビジネススクールを通して学生情報や履修状況を確認し、授業の単位を認定しています。主にOTHMはコース過程の第1段階で大きくプログラムに関わることになります。またバッキンガム大学のMBAコース修了の暁には、学生に対し修了証書の他にこのOTHMからも認定証が授与されます。

 次に修士論文の審査に関しては、London Graduate Schoolという機関が一任されています。学生の方が書いた論文はダグラスビジネススクールからこのLondon Graduate Schoolに送られ、そこで審査が行われ可か不可かが判定されます。バッキンガム大学は論文審査には直接関わっていませんが、London Graduate Schoolの審査はバッキンガム大学の教員達よりも厳しいと言われています。OTHMは主にコースの第1段階に関わっているのに対し、London Graduate Schoolは第2段階に大きく関わっています。

 このような過程を経て、無事全ての授業の単位を取得し論文審査を通過できれば、バッキンガム大学よりMBAの学位が受講者の学生に授与されます。日本ではまだあまり見慣れない教育システムですが、このように様々な機関が連携して教育課程を展開することが海外の大学やビジネススクールでは盛んに行われています。

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